スーパー・マイクロ・コンピューターが公募増資をした理由

米国株

3月19日、スーパー・マイクロ・コンピューター(Super Micro Computer Inc: SMCI)が200万株を売り出す計画がニュースで流れました。株価が下落基調であった為、本ニュースに関してはネガティブな印象を持ちましたが、その後、本件に関する日本語ニュースは特にありませんでした。そんな折、3月22日にユーチューブのトウシルチャンネルで楽天証券の今中さんが本件を取り上げており、為になる内容でしたので、そのことについて書きたいと思います。

  • SMCIは3月19日付けで、公募増資200万株と30日以内に30万株を追加売却する追加オプションを発表した。資金使途は、仕入れ資金の増強、生産能力の拡大、研究開発の増資などである。
  • 今回の増資は頷ける内容である。急成長している会社は仕入先および納入先から自己資本の増強、すわなち経営の安定化を要請されることがある。それを実現すれば、より大きなビジネスが獲得できる。
  • 今回の増資による株の希薄化率は4%程度であり、4%ならば十分に市場で吸収できるレベルである。


「急成長している会社が仕入先および納入先から自己資本の増強を要請されることがある」ということを知りませんでした。このことを知って、今回の増資をポジティブに受け止められるようになりました。また株の希薄化率も4%程度ということで安心しました。

  • サーバー売上高ランキング(2023年7-9月期)において、SMCIは5番手だが、4番手のHPEを抜くのは時間の問題であろう。デルがAIサーバーでもたもたしていると、SMCIがデルの売上高を抜くということもありうる。これだけのビジネスチャンスがあるので、自己資本の増強は必要である。


AIサーバーの需要はますます強くなるでしょうから、SMCIの今後の伸びが楽しみです。

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