昨日(1月9日)、米国株式市場において、
・ダウ平均は157.85ドル安(-0.42%)の37525.16
・ナスダックは13.94ポイント高(+0.09%)の14857.71
・S&P500は7.04ポイント安(-0.15%)の4756.50
で取引を終了しました。
よって、本日(1月10日)の日本株は少し下がると思っていましたが、日経平均はとても強く、678.54円高の34441.72円と1990年3月以来、33年10ヶ月ぶりに34000円台を回復して、取引を終えました。
そのような日本株ですが、年始なので、アナリストによる今年の日本株の予想を聞く機会が何度かあり、それらを聞いているうちに、今年の日本株は暴落する可能性が2回あると考えるようになりました。
1つ目の可能性は、日銀の金融政策の変更です。春闘での各社の賃上げ結果を見て、日銀がゼロ金利を解除することが予想されており、そうなると円高にもなるので、日本株は暴落する可能性があります。時期としては、春闘の結果を見てということなので、春頃と考えられます。
2つ目の可能性は、アメリカの大統領選挙です。大統領選挙は、民主党のバイデンと共和党のトランプの対決が予想されており、支持率が拮抗しており、どちらが勝つか全く分かりません。11月の大統領選挙に向け、このような不透明感を嫌って、米国株が下落し始め、それにつられて、日本株も比較的長い期間、下落トレンド入りする可能性があります。
なぜ、このような暴落の可能性を知っておく必要があるかと言うと、暴落時に狼狽売りを防ぐことができるからです。現在、日経平均は上がっていますが、いつまでも上がり続けることはなく、必ず下がるときが来ます。株が下がっている時、その理由が分からないと「永遠に下がり続けるのではないか」と不安になり、せっかく積み立てている株を売ってしまうこともあります。
しかし、理由が分かっていれば、狼狽することもなく、淡々と積み立てを継続することができます(理由は必ずしも正しい必要はなく、自身が納得できていれば大丈夫です)。ですので、暴落の可能性を知っておくことはとても大切です。
新年も始まったばかりですので、一日の株価の変動にあまり一喜一憂せず、コツコツと積み立てていきましょう。