1月22日週の日経平均は23日に3万6900円台まで上昇し、一気に3万7000円台に突入するかと思われました。しかし、日銀の金融政策決定会合結果で少し下げ、終値は3万6517.57円となり、翌24日は日銀の展望レポートの内容がタカ派的と受け止められ、終値は3万6226.48円となりました。25日は少し値を戻して終値は3万6236.47円でしたが、本日(26日)はインテルの業績懸念から半導体関連株に売りが優勢となり、終値は3万5751.07円となりました。
そんな1週間でしたが、個人的には23日に日銀が現在の金融緩和を維持すると発表したので、24日の下げが意外でした。24日に放送されたBSテレ東京の日経ニュース プラス9では
日銀の展望レポートにおいて、
前回(去年10月)
・経済の見通し:来年度「下振れリスクの方が大きい」
・企業の景況感:緩やかに改善
・賃金、価格改定:一部に従来よりも積極的な動き
だったが、
今回は
・経済の見通し:『来年度「下振れリスクの方が大きい」』という文言は無くなった
・企業の景況感:「緩やかに」が削除され、「改善」のみになった
・賃金、価格改定:「一部に」が削除され、「従来よりも積極的な動き」になった
加えて、以下のポジティブな文言が追加された
・賃金&物価:好循環は強まっていくとみられる
・物価2%アップ達成:「確度は少しずつ高まっている」
これらがタカ派的と見られ、金融緩和策が先延ばしされると思い、上昇していた株価が下がったと解説がありました。
実際、24日は多くの業種が下げ基調でしたが、銀行は上がり、例えば三菱UFJは、始値が1316円で終値が1384円と大きく上昇しました。
私は市場はマイナス金利解除を既に織り込んでおり、実際に決定された時に下げると考えていましたが、そうではなく、確度が高まった時点でも下げました。
ただ、年初から急激に上がっていましたので、一旦の調整は致し方ないと思います。これから決算発表が本格化してきますので、業績が良く、好感された企業の株価は上がり、そうでない企業の株価は下がるという展開がしばらく続くことが予想されます。保有している企業の業績が良いことを期待したいです。