1月19日にスーパー・マイクロ・コンピューター(Super Micro Computer Inc: SMCI)は2024年第2四半期の売上高と利益のガイダンスを上方修正したため、当日の株価が前日比で+111.92ドル(+35.94%)と大幅に上昇し、終値が400ドルを超えたという記事を書きました。
1月29日にSMCIは2Qの決算を正式発表し、
・売上高:36.6億ドル、前年比103.3%増
・純利益:3億ドル、前年比68.2%増
と大幅な増収増益となりました。また3Qの売上高も大幅に伸びる予想を提示しました。
株価は1月19日の大幅上昇からも上昇傾向を維持し、2月2日の終値は579.63ドルとなりました。
これが日本株でしたら、
・材料出尽くし
・噂で買って事実で売る
といった謎の理由で下がったかもしれませんが、SMCIはそうはなりませんでした。
「米国株は日本株に比べて素直だ」とよく言われるとおり、米国株は業績が良ければ株価は上がり、悪ければ下がるという素直な動きをすることが多いです。一方、日本株は業績が良くても株価が上がらないことが多々あります(大抵の場合、謎の後講釈がなされます)。
個人投資家が日本株より米国株に注目する理由のひとつに上記のことがあると思います。
私は楽天証券の今中さんの半導体関連株のレポートでSMCIに投資先としての興味を持ったので、今回の決算を受けた今中さんの予想を楽しみにしていたところ、2月2日にユーチューブで動画レポートが公開されました。
それによると、
・今はサーバーの単体販売だが、いずれソリューション販売をする
・エヌビディア、AMD、インテルの新型AI半導体が増産、販売されるので、AIサーバーの売上増が見込める
などから更なる業績の拡大が予想されるとあり、また現在株価は大きく上昇していますが、PERで見るとまだまだ割安感があることから、目標株価を850ドルにしたいとありました。
目標株価の時期については言及がありませんでしたが、私は次の3Qの決算発表あたりで850ドルを超えると予想します。SMCIは今後も注目の銘柄です。