証券会社がファンドラップを推す理由

一般

YouTubeのモハPチャンネルで「NISAの恩恵で証券会社が爆益!メディアが報道しない証券会社で起こっていること!」が公開され、興味深い内容でしたので、以下に紹介します。

昔は株の売買手数料が証券会社の収益の大半を占めていた。株の売買が多い時は売り上げが上がるが、少ない時は売り上げが激減してしまう。このような株式売買手数料依存がずっと課題であり、それを脱却するためにストックビジネス(売買しなくても手数料が入る仕組み)に移行することをこの30年にわたって証券会社は取り組んできた。

そのような中、ファンドラップという金融商品が登場した。近年、ラップ商品の残高が年々増加しており、それによって証券会社は安定収益を得られるようになった。
大和証券のファンドラップ残高は
・2023年9月末が3.2兆円
・2024年3月末が4.1兆円
であり、ファンドラップによる収益が全体を押し上げた。ファンドラップの手数料を1.43%とすると、
4.1兆円 x 1.43% = 586億円
となる。

近年、証券会社がファンドラップを推しており、その理由は「証券会社に安定した手数料が入るから」は言われてみて「なるほど」と思いました。

ファンドラップは手数料が高いので悪く言う人もいますが、少なくともリターンを出せているならば悪くはないと思います。駄目なのは「よく分からないけど勧められたから購入した」と言う場合です。資産運用においては「自分で考える」ということがとても大切です。

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