マネックス証券におけるdカード積立開始とそれに対する感想

一般

6月6日、NTTドコモとマネックス証券が「dカードのクレカ積立(dカード積立)」サービスを7月5日から開始するというニュースが流れました。マネックス証券のホームページにも「dカード積立が7月ついに開始!最大ポイント還元率は一律1.1%!」という案内が掲載されています。そこの案内を引用すると

ドコモのクレジットカードで投信つみたてができる、dカードによるクレカ積立(dカード積立)を2024年7月5日(金)から開始し、同日より2024年8月買付分のお申込みを受付けいたします。本サービスにより、投信つみたてを行う際に「dカード」「dカード GOLD」の利用が可能となり、毎月の積立額に対して最大1.1%のdポイントが還元されるため、おトクに資産形成を行えます。本サービスのリリースに合わせて、最大で積立額の5%が還元されるキャンペーン(ドコモ主催)も実施いたします。

とあり、お得にポイントが貯まりそうです。

もう少し詳しく見てみると、dカード積立のポイント還元率は以下のようになっています。

カード種別 dカード dカードGOLD
取引口座種別 課税口座 NISA口座 課税口座 NISA口座
5万円以下 1.1% 1.1% 1.1% 1.1%
5万円超~7万円以下 0.6% 0.6% 0.6% 1.1%
7万円超~10万円以下 0.2% 0.2% 0.2% 1.1%

5万円以下の投資をしている人が一番多いと思いますので、カード及び取引口座の種別にかかわらず、1.1%のポイント還元があるのはお得だと思います。特にdカードGOLDでNISA口座の場合は、積立額にかかわらず一律に1.1%ですので、ドコモとマネックス証券は力を入れているなと感じます。

更に「最大5%還元!dカード積立開始記念キャンペーン(ドコモ主催)」があり、

対象期間中の各月のdカードショッピングのご利用合計金額が3万円(税込)以上の方は、「dカード GOLD」によるdカード積立のポイント還元率が最大5%にアップします。

とのことです。「dカードショッピング」とあるので、最初ドコモのショッピングサイトであるdショッピングで買い物をする必要があるのかと思いましたが、dカードを使った買い物で大丈夫なようです。

このキャンペーンが適用されると、dカードGOLDでNISA口座の場合はポイント還元率が5.0%になりますので、かなりお得です。キャンペーンなのでいつかは終了されますが、ドコモは金融サービスが他の携帯キャリアに比べて遅れており、挽回の為にも力を入れてくると思いますので、比較的長い期間継続すると予想します(長く継続するとしても、投資は早く始めた方が絶対に良いです)。

一方、dカードによる積立投資をいち早く始めたTHEO+docomoのポイント還元率は以下のようになっています。※このポイント還元施策の一番駄目なところは、還元率がdポイントクラブの会員ランクに従って変更している点です。

dポイントクラブ会員ランク dカード dカードGOLD
5つ星 0.1% 1.0%
4つ星 0.1% 0.3%
3つ星 0.1% 0.3%
2つ星 0.1% 0.1%
1つ星 0.1% 0.1%

ポイント還元率は言うまでもなく、マネックス証券での積立の方がお得です。今後、マネックス証券でオールカントリーやS&P500連動の投資信託を積み立てた場合の利益率に比べて、THEO+docomoの利益率がポイント還元率の差をはるかに上回ると自信を持って言える人以外はマネックス証券に移行した方が良いと言える内容です。

今回のドコモとマネックス証券の発表は100点満点に近い点数だと思うので、この発表を受けたTHEO+docomoがどう出るか興味深く見守りたいです。改善案のひとつは、ポイント還元率をマネックス証券と合わせることだと思います。

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