1月14日に楽天証券の新春講演会2024「ようこそ!ゼロ時代の資産づくり」が開催され、私も当日オンラインで聴講しました。そのときの内容がユーチューブのトウシルチャンネルで一般公開されましたので、感想を書きたいと思います。まずは、楽天証券経済研究所チーフストラテジストである窪田さんの講演です。
日本株は年初から急騰しているが、買っているのは外国人投資家である。新NISAで個人投資家が買っているという解説がなされていることもあるが間違えている。
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講演時には分かりませんでしたが、1月18日に発表された1月9日から12日の投資部門別売買状況によると、海外投資家は9557億円の買い越し、一方、個人投資家と投資信託はそれぞれ1兆696億円、1200億円の売り越しでした(解説記事)。つまり、年初来の日経平均の急騰は新NISAによる買いではなく、外国人投資家による買いが要因でした。
しかし、新NISAによる個人投資家の新規資金流入が要因であると解説しているアナリストもかなりおり、そのような中、きちんと正しい見解を持っていた窪田さんのようなアナリストの意見をこれからも重視していきたいですね。
個別株を投資する面白さは、投資のリターンだけではなく、それによって、経済や色々な企業が学べて、様々なニュースがどんどん頭に入ってくることである。つまり、資産形成以上の価値が個別株投資にはある。
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上記に関しては全く同じ意見を持っています。「オールカントリーあるいはS&P500のインデックスのみを買えば十分」という考えが現在主流となっていますが、インデックス投資だと経済に明るくなることはほぼないです。
個別株を購入 → 経済に明るくなる → 仕事に好影響 → 給料が上がる → 個別株を購入
という正のスパイラルが形成できるので、無理のない範囲で個別株投資をやった方が良いと思います。
新NISAの成長投資枠で長期投資に適した個別銘柄
- 大型の割安株・高配当利回り株
- 長期的に成長を期待する株
- 長期的に投資価値向上を見込む優待株
- 長期的に応援したい株
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個別株を購入する場合は上記の条件に当てはまるかを考える必要があると思います。
講演で挙がっていた企業を例に取ると、
本田技研は(1)を満足しており、ホンダジェット、ソニーとの電気自動車と言う点で(2)も満足しています。また私自身、ホンダの挑戦する姿勢、チャレンジスピリットが好きですので、(4)にも当てはまります。
イオンの場合は、当然(3)を満足しており、東南アジアなどの今後伸びが期待出来る国でしっかりビジネスを展開しているので、(2)も満足しています。
購入する株は1つだけではなく、複数の条件に当てはまる企業の株が良いですね。