なかのアセットマネジメント マンスリー運用報告会(2024年8月)に参加

一般

8月25日にFinGATE KAYABAで開催された、なかのアセットマネジメントのマンスリー運用報告会に参加してきました。

報告会の中で印象に残ったのは、日本成長ファンドにおける銘柄の売却の話です。
8月のマンスリーレポートに記載のように7月に日本M&Aセンターを売却しています。日本成長ファンドではクオリティグロース企業に投資をしていますが、日本M&Aセンターはグロースではあるが、クオリティがなくなったため、売却に至ったとのことです。

加えて、8月にも一社を売却したとのことです(その会社の名前は9月のマンスリーレポートで記載されると思いますので、ここでは記載しません)。
売却した理由は一言でいうとエンゲージメントがうまくできなかったことが原因とのことで、最後の質疑応答で追加の話があったのですが、その会社の方針となかのアセットマネジメントが提案する改善案の方向性に不一致があったとのことです。

長期投資を標榜しているにもかかわらず、短期間で2社の株式を売却することになったことを詫びていましたが、全然詫びることはないと思いました。最初から完璧なポートフォリオが実現できる訳はありませんし、想定外のことが起こったときに臨機応変に対応できるのがアクティブ運用の利点だと思います。むしろきちんと運用されているとプラスの印象を持ちました。

また8月初旬に株価の暴落がありましたが、その時にクオリティグロースだが今までは株価が高くて買えなかった企業の株を購入し、4社が新たに加わったそうです(それらの会社名は9月のマンスリーレポートで記載されると思いますので、ここでは記載しません)。

日本成長ファンドは組入銘柄をすべて公開しています。これに関してはメリット、デメリットがあると思いますが、私が感じるデメリットのひとつは、よく知らない企業が多い場合、「本当に大丈夫なのだろうか」とどうしても思ってしまうことです。
マンスリー運用報告会では組入企業の紹介があり、今回は技研製作所の紹介がありました。こういう活動により、不安点はなくなると思いますが、結構な時間が必要です。
その点、今回の4社はよく知られた企業でしたので、「この企業が入ったか」とプラスに感じました。

マンスリー運用報告会は得ることも多いので、今後も参加していきたいと思います。

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