なかのアセットファンド勉強会(2024年6月)に参加

一般

6月15日、「なかのアセットファンド勉強会<午前の部>・<午後の部>」が開催されました。「午前の部」と「午後の部」とありますが、内容は異なるということだったので両方に参加しました(私の座った座席周辺の人は午前も午後も変わらなかったので、午前と午後の両方に参加した人が多かったように思います)。

午前の部も午後の部も最初は運用メンバーの紹介から始まりました。運用メンバーは中野さんを含め8名ということで、午前と午後の2回聞いたので、自然と名前を覚えることが出来ました。
「運用メンバーの顔が見えることが大切なのか。重要なのはいくらリターンを得られるかではないか」と感じる人もいると思います。

それに対する回答としては、資産運用において、我々は大切なお金の運用を資産運用会社に一任します。一般にお金を預ける場合、信頼できない人、会社に預けることはありません。しかし、今の投資信託積立投資では手数料(信託報酬)ばかりに注目が集まり、運用会社の運用ポリシーに注目が集まることはありません。
指数連動型のパッシブ投資はそれでも良いかもしれませんが、アクティブ投資の場合は運用会社、運用メンバーの投資哲学が重要で、それに共感し、大切なお金の運用を任せても良いと判断したならば、そのファンドに投資するのが本来の姿だと思います。そのような考えを日本に根づかせようとしているのがなかのアセットマネジメントであり、運用メンバーの紹介はその為の行動だと考えます。
エンゲージメントとは一般に「資産運用会社が投資先企業や投資を検討している企業に対して行う建設的な目的をもった対話のこと」を指しますが、運用会社と個人投資家の間でのエンゲージメントもあり、運用会社と個人投資家間の対話が今後大切になると思います。

セミナーに参加して良かったことは、「クオリティグロース」に対する理解が深まったことです。クオリティグロースとは「高品質な優良成長企業のこと」と一言で言えるかもしれませんが、その言葉の背後にある考え方、思いなどが今回のセミナーでかなりクリアになったのは投資を継続する上で良かったです。

また居林さんの講演「なぜお金は働かせなければいけないのか」の中で、「同じ働かせるならば、給料の高い海外で働かせたほうがよい」という発言が記憶に残りました。この言葉は投影されたスライドに記載されていたものではなく、口頭で述べられた言葉ですが、そのような観点で考えたことがなく、強く印象に残りました。

菅さんが紹介した「個人投資家宣言」も印象に残りました。2007年に宣言されたもので、第一条から第五条まであり、それぞれ以下のようになっています。
第一条
私たちは、生活の一部として、長期投資を学び実践する
第二条
私たちは、長期投資によって経済的自立と社会貢献を目指す
第三条
私たちは、良い社会づくりに貢献する企業を投資によって応援する
第四条
私たちは、投資リターンに心の豊かさも求める
第五条
私たちは、急がずあせらず、ゆったりと投資を行う

2007年ということで今から17年前のことですが、今でも色褪せない言葉であり、輝きを増していく言葉だと思います。今後、投資を続ける上で色々迷うことがあると思いますが、その時は上記の宣言を見返そうと思います。

マンスリー運用報告会は毎月開催されるというなので、来月も楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました